インコタームズとは??簡単に概要説明

こんにちは、マナビ(学び)です。

今回は、インコタームズというものについて簡単に解説してみたいと思います。この規則は通関士はもちろんの事、貿易に携わる仕事をするなら基本とも言っていい規則になりますので当ブログでも紹介しておきます。

その前に、そもそも通関士って何する仕事なの??っていう方はこちらをどうぞ

現役通関士が語る通関士の仕事内容とは??通関士試験とは??現役通関士が書く実際の仕事場から就職状況

2019年2月1日

まず最初に、種類としては11規則あり、2つのクラスに分類されています。そして最新のインコタームズは2010です。まだ何を言っているのか分からなくてもかまいません、徐々に説明していきます。このように種類が多い規則になるので今回は概要の説明のみとし、具体的な11規則については追って記事にしていきます。

正式には、国際商業会議所(ICC)が制定した貿易取引条件とその解釈に関する国際規則(International Commercial Termsの略)となっています。

通関や貿易実務の勉強されてる方ならご存知かとは思うのですが、まだ貿易の勉強をした事がないという方々には、おそらくこれだけ聞いてもそもそも何を決めた規則なのかが分からないのではと思いますので少しずつ解説していきます。

尚、貿易実務の知識は、未経験から通関士の仕事やる上でも最低限は必要になってきます。

しかし、実務レベルの知識はなかなかやってみないと見につかないものですし、いきなり専門書のようなレベルの本を読んでも理解できないと思います。

そこで私は通関業者に入る前に、一冊簡単でわかりやすく貿易の流れを紹介してくれてる本を読んでおくのをお勧めします。そして、実際買って読んでみて、ある程度貿易というものの流れを把握してから職場に向かうようにしました。

ご参考までに、私が実際読んだ本です

簡単に、一体何なのか、何に使うルールなのか、をまとめます




貿易する際の当事者間(買手、売手)が運賃や保険料などの費用をどちらがどこまで負担するのかみたいな事を定めたルールみたいなもんです。

かなりシンプルに言うとこのような感じのものです。

建値とも言ったりします。(尚、補足ですが、通関の実務の現場ではほとんどインコタームズという長ったらしい言葉は使わず、この書類の建値は何?みたいな感じで使う方が多いです)

要は貿易するという事は、お互いに海外の人間・会社と取引する事になる訳ですが、距離が遠く・ビジネスの文化・考え方なども当然ですが違ってきます。

どうですか??みなさんが輸出入する当事者の立場になったと考えたら不安じゃないでしょうか。。。貨物が輸入してくる間に壊れてしまったりしないのだろうか、不安なのでリスク管理として保険などを掛けたいがそれを一体買手・売手どちらが支払うのか??かなり距離があり運送料も高額になりそうだ・・それはだれが払うのか??などなど言い出したらきりがないくらいに、日本国内で行う取引のそれとは状況が違うわけです。

だからこそ、当事者間(買手、売手)で何を、どこまで、どちらが負担する事にするのかという国際的に共通の、ルールというものが国際貿易の世界では必要になってくるのです。

それを規定したルールが、インコタームズ(Incoterms)です。

インコタームズの具体的な規則




種類としては11規則、2つのクラスに分類

先にも述べましたが、11の規則があり、それを2つのクラスに分類しています。

注意点として、インコタームズは規定であって、国際条約のような強制力を持つものではありませんので、売買契約の当事者がインコタームズの採用の合意をすることによって、契約の取引条件として効力を発揮します。

2つのクラスの概要について

  1. 全ての輸送形態に適した規則
  2. 船舶輸送にのみ適した規則

説明すると、

1は、7規則あり、商品の引き渡し場所を場所=placeで規定する規則で、コンテナ輸送による陸・海・複合一貫輸送や航空輸送など全ての輸送モードに対応したものとなります。

2は、4規則あり、商品の引き渡し場所を港=portで規定する規則で、海上又は内陸水路輸送を行う船舶輸送のみに対応しています。

そして、この2クラスの規則を足すと、7+4=11ですね。

ですので大前提として、2クラスに分かれその中に11の具体的な規則が含まれていると解釈してもらうと分かりやすいかと思います。

11の規則には、E F C Dの4つの類型があります

11の規則は、さらにそれらを類型で分ける事ができます。類型というのが分かりづらければ、ざっくりE F C Dと4種類に分けられて、これらはそれぞれの規則のアルファベット頭文字からきていると覚えてください。

少しややこしくなってきましたが、ゆっくり理解して行けば大丈夫です。

正直、先に述べた2つのクラスについては、実務上きっちり覚えていなくても大して問題ありません。重要なのはこの11の規則なんです。そしてそれぞれの内容はきちんと頭に入れておく必要があります。

ですので別記事に分割する形で、この11の規則については類型別にできるだけ分かりやすく解説したいと思います。

アルファベットと過去のインコタームズについて

少しだけ補足をしておきます、先ほども言いましたが、類型で分かれる11規則は、アルファベット三文字(EXW、FOB、CIF、DAPなど)で表されます。

この頭文字部分のアルファベットで分かれる訳です。

そして、インコタームズ2010が最新と言いましたが、その前にはインコタームズ2000というものがあります。

何年かごとに更新されて、結合されたり、規則の表記が変わったり、増えたり、減ったりしています。

注意点としては、最新の2010だけしか使ってはいけないというような決まりはないという事です。つまり、当事者間が使いたければ過去のインコタームズ2000の規則を使ってもいいんです。

じゃあ過去のものも全て覚えなければならないのか??

答えはNOです。最新のの2010をきっちり理解しておけば過去のインコタームズについて改めて学ぶ必要はありません。呼び方、表記が変わっていたりしますが最新のものをきちんと理解しておけば実務でも通関士試験、貿易実務検定等でも十分に対応できます。

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以上、簡単にですが今回はインコタームズ(Incoterms)の概要について解説させて頂きました。

貿易用語というのは、なかなかとっつきづらいもので皆最初は覚えるのに少し苦労するものですが、着実に学んでいけば誰でも必ず理解する事はできます。

特に、貿易そして通関に興味を持たれている方は、少しづつで構いませんので着実に理解していきましょう!

マナビ(学び)

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