個人通関で輸出の通関手続きとは

こんにちは、マナビ(学び)です。

今回は個人通関の手続きについて簡単に説明していこうと思います。

現代ではインターネットを使って簡単に物を売買できる時代ですので個人での通関の知識も少し知っておいて損はないかと思います。

しかし、個人通関の手続きは結構ややこしく、いきなり全てを把握する事ではないので今回は、まず輸出の個人通関手続きに絞って解説したいと思います。

尚、実際の通関士の仕事内容についてはこちら☟

現役通関士が語る通関士の仕事内容とは??通関士試験とは??現役通関士が書く実際の仕事場から就職状況

2019年2月1日

輸出の個人通関手続きとは




まずは輸出の個人通関手続きから。

やはり通関というのは、輸出と輸入で結構違いがあります。一般の通関士の仕事でもそうなのですから、当然個人通関でも輸出と輸入で少し決まり事が違います。

この事から分かるように輸出ができるようになったからすぐ輸入もできる。。。何て事にはならないのです、逆もまたしかり。

以前の記事でも少しお話ししましたがこれが、【航空】と【海上】になるとさらにその傾向は強く、ベテランの通関士でもいきなり畑違いの場で、すぐに仕事ができるとは思えません。こういう所も通関の仕事の特徴なんですよね。

【航空】と【海上】の違いについてはこちら 

通関士の仕事には航空と海上、輸出と輸入がある

2019年2月3日

では本題、個人通関の輸出手続きとは。

1.外国へ郵便物を送る場合の手続

(1)価格が20万円以下の場合(税関への輸出申告は不要です。)

 (a)最寄りの郵便事業株式会社または郵便局(以下「郵便局等」といいます。)の窓口に備えている「税関票符」(グリーンラベル)又は「税関告知書」に必要事項を記入して郵便物に添付し、郵便局等に郵便物を差し出して下さい。
(なお、一部の郵便局等では、国際郵便物を取り扱っていないのでご注意ください。)
(b)受け付けられた郵便物は、税関外郵出張所がある郵便事業株式会社通関支店に集められ、そこで税関検査が行われた後、外国に向けて送り出されます。
(c)なお、この税関検査の際、関税関係法令以外の法令により輸出の許可、承認が必要とされている品物があった場合には、税関外郵出張所から「輸出郵便物の通関手続について」というハガキが送付されますので、そこに記載されている手続を行ってください。

(2)価格が20万円を超える場合(税関への輸出申告が必要です。)

(a)価格が20万円を超える郵便物を外国に向けて送る場合には、税関への輸出申告が必要となります。
(b)最寄りの郵便局等に郵便物を差し出す際に、郵便局等の窓口で通関手続の案内を受けて下さい。
(c)通関手続の案内を受ける際に、郵便事業株式会社や他の通関業者(以下「通関業者等」といいます。)に通関手続を委任するか、郵便物の通関手続が行われる地域を管轄する税関外郵出張所等に差出人がご自身で通関手続を行うかを選択のうえ、郵便局等の窓口で申し出て下さい。
(d)通関業者等に通関手続を委任する場合には、税関への申告の際に必要となる書類を通関業者等に確認したうえで、これらの書類を通関業者等に提出してください。
なお、ご自身で通関手続(輸出申告)を行う際には、仕入書等の書類を税関に提出する必要がありますので、あらかじめ用意しておいてください。
(e)税関での審査・検査が終了されると輸出が許可されます。
通関業者等に通関手続を委任された場合には、郵便物は海外に向けて発送され、通関業者等から輸出許可書が差出人に送付されます。
また、ご自身で通関手続を行った場合は、輸出許可書が交付されますので、郵便物が保管されている郵便事業株式会社通関支店等に許可書を提示して、搬出の指示を行ってください。その後、郵便物は海外に向けて発送されます。

(参考)事前検査について
郵便物を郵便局等の窓口に差し出す前に、事前に最寄りの税関で検査を済ませることができます。
事前検査は、
(1)関税関係法令以外の法令により輸出の許可、承認が必要である場合
(2)輸出に伴い、関税、消費税などの減免税、戻し税制度の適用を受けようとする場合
(3)違約品として返送する場合、修繕のために再輸入する場合
などに利用してください。
 検査が終わると税関では郵便物に「事前検査済印」を押印して封印しますので、事前検査を受けようとする場合には、郵便物を梱包せずに持参してください。

事前検査を受ける郵便物を外国に送る際の手続は、郵便物の価格により異なります。
1.価格が20万円以下の場合
郵便物を最寄りの税関に持参して、事前検査を受けた後に、郵便局等の窓口に郵便物を差し出して下さい。
 2.価格が20万円を超える場合
郵便物の価格が20万円を超える場合は、税関への輸出申告が必要となりますので、郵便物を最寄りの税関に持参して、事前検査を受けた後に、郵便物を郵便局等の窓口で差し出す際に、通関手続の案内を受けて、その案内に従って手続を行ってください。
なお、郵便物の事前検査を行った税関で輸出申告を行うこともできますので、事前検査を受ける際にその旨を税関に申し出て、輸出申告書をその税関に提出して、税関の許可を受けた後に郵便局等の窓口に差し出して下さい。

2.外国に宅配便を送る場合の手続

 国際宅配便を利用した場合の通関手続は、通関業者が代行します。

税関HPより一部引用

うーん。。。どうでしょうか。。。すぐ理解できる人はいないのではと思います。

しかしこれが正式な個人通関での規定になりこの規定に沿った形で手続きをしなければなりません。

内容としては上記がほとんど全てなのですがややこしいですよね。

注目してほしいのは、個人通関であっても通関業者に委任できるという所なんです。

通関というのは専門知識がいると以前にもいい言いましたが、個人通関の規定一つとってみてもこのややこしさです。ですからいろんな会社が通関業者に通関手続きを委任してお金を支払ってでもその手続きにかかる時間や労力を買う訳です。

輸出の個人通関規定のポイントとしては、



  • 郵便局を利用する
  • 20万円以下か以上なのかで手続き内容が変わってくる
  • 面倒だと思えば通関業者に委任する事もできる
  • 個人通関を扱う郵便局や税関の個人通関部門など相談できる場所はある

といった所でしょうか。簡単にこの辺りだけでも頭に入れておいて頂ければ、郵便局や税関の相談窓口に行き、対面で話をしてみるなり、通関業者に委任してしまうなり、やり方は色々とあります。

以上今回は、個人通関の輸出の手続きについてお話させて頂きました。

なんだかめんどくさそうだなと思った方も多いのではないかと思います。実際現役の通関士でも完璧に把握しているのはかなりベテランの方くらいですので概要や今回お話ししたポイントだけでも、少し理解して頂けたなら幸いです。

マナビ(学び)

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